年末調整で住宅ローン控除を適用するのだけど、所得税から控除しきれない場合は?

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年末調整で住宅ローン控除の適用を受けようとしているけれど、

今年の所得税からは控除しきれない・・そんなときはどうなるのでしょうか・・

※井筒屋前にて

住宅ローン控除の限度額

住宅ローン控除を受けようとする場合は、初年度に確定申告をしています。

2年目からは、職場の年末調整で住宅ローン控除の適用を受けることができます。

税務署から送ってきた書類と金融機関からの残高証明書を年末調整の書類と一緒に提出します。

税務署から送られてきた書類には、真ん中あたりに「住宅借入金等特別控除額」(最高 ○○円)と書かれていますが、この金額を控除できるわけではありません。

借入金の年末の残高と債務の割合などを加味して、控除額が計算されます。

 

 

※、「年末調整で住宅借入金等特別控除を受ける方へ(PDF/1,415KB)」

年末調整で住宅借入金等特別控除の適用を受ける方へ|国税庁

 

下のほうに「(参考)適用初年分控除額○○円 各年分の控除額の計算の結果、この金額を上回ることはありません。」と書かれてあります。

計算した結果、適用初年分の控除額より多くなってしまった場合は、どこか計算が違っているのかもしれません。

 

年末調整で住宅ローン控除額が余ってしまう場合

今年は、定額減税もあり住宅ローン控除を適用すると、控除しきれない・・ということもあると思います。

そんな場合は、その控除の金額が切り捨てられるわけではなくて、住民税から控除されます。

 

前年分の所得税において控除しきれなかった金額がある場合は、翌年度の個人住民税で控除されます。

平成21年から令和7年12月31日までの間に居住し、所得税の住宅ローン減税制度(住宅借入金等特別控除)を受けた方で、所得税において控除しきれなかった金額がある場合は、翌年度の個人住民税において住宅ローン控除が適用されます

控除額の算出方法 個人住民税の住宅ローン控除額(A)=所得税における住宅ローン控除可能額-住宅ローン控除適用前の前年の所得税額

総務省|所得税から住宅ローン控除額を引ききれなかった方|新築・購入等で住宅ローンを組む方・組んでいる方へ 個人住民税の住宅ローン控除がうけられる場合があります。

 

控除しきれなかった場合には、特にご自分で市町村へ届け出る必要はなく、年末調整で控除しきれなかった分は、市町村にもお知らせがいきます。(会社が年末調整の結果をお知らせしています)

源泉徴収票で、控除しきれなかった金額がわかるので、その分が住民税から控除されます。

 

 

 

 

 

【足あと】

歩こう会の歩くルートの下見に行ってきました。

車では走ったことのあるルートでしたが、実際に足で歩いてみると

見えてくる景色も違っておもしろかったです。

翌日筋肉痛になっちゃいました・・

 

【先週のにっこり】

下関を歩いて面白かったこと

美味しい海鮮を食べたこと

いろいろな発見をしたこと