満を持した提案がお客様に受け入れてもらいえないとき    受け入れてもらえない理由は、お客様が理解していないからかもしれませんよ

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税理士の顧問や相談を受けておりますと、相談に対するベストな提案をしているのに、お客様がNO!という場合というのもあります。

そんなとき、自分の提案がベストです!と無理矢理押し通そうとしていませんか?

※先日ランチを食べに行った店先

これだ!これがいい!と思える提案を考える

税理士であれば、

どのように節税をしたらいいの・・とか

相続対策をどうしたらいいの・・・とか

事業の黒字化をどうしていったらいいの・・とか

etc・・

と相談を受けるかと思います。

これに対して、回答を用意します。

まだ報酬をいただいているわけでもないのに、時間と労力と金銭を使って、回答を用意します。

そんな苦労は、お客様にはわからないですよね。

これがいい!と思える提案を考えますよね。

 

私が先日、医療法人の持分がある法人の相続の相談を受けたときに、

この方法がいい!こうしておかないと、いざというときに困ってしまう。

簡単に考えないでください。深刻な問題なんですよ。

と、いろりろな要素を盛り込んで、説明をした理事長さんがいます。

この人には、これだろう!決まりでしょ!・・的な

 

満を持した提案が受け入れられない

自分がベストだと思う提案を用意していても、それが受け入れられないときもあると思います。

「え~~これじゃなかったら、どうするんじゃいっ」

とツッコミを入れたくなるときってありませんか?

また、相談されたから考えてきたのに、受け入れないとはどういうことだ!と腹が立つことも多いですよね。

 

私の提案した理事長さんもそうでした。

「嫌だ」

「面倒くさい」

相談されたのに、この態度、自分の中で怒りの糸が切れてしまいそうになりました。

こんな場合のお客様は、提案の内容を理解されていないことが多いかと思います。

制度を理解していなかったり、言葉を理解していなかったりすることが多いのではないでしょうか。

 

相談されたのに、提案に対して受け入れてもらえなかったときには、腹を立てる前に、お客様が理解をしているかどうかを確認してみることをしてみてはどうでしょうか・・

説明を一方的にするのではなく、

「この言葉はわかりますか?」

「この説明はわかりますか?」

「この制度の流れはわかりますか?」

説明の途中、途中で、理解の確認をしてみて、理解ができていないところは、時間をかけて、じっくり説明をするようにしてみてはどうでしょうか。

すると、「え?こんなことがわかっていなかったんだ~」と改めて知ることもあるかもしれません。

 

私が説明した理事長さんに、再度理解を確認しながら説明すると、

「今さらそんなこと知らなかったの?」というようなことがありました。

「面倒くさいから聞き流していた」「そんなこと聞いたことがあったような気がしてた」

という言葉が出て来ました。

何度も説明しているので、わかっているだろうと思っていたことでも、

基本的なことが理解できていないことが、このとき初めてわかりました。

時間を掛けすぎない

理解の確認をしながらの説明は、時間がかかるかと思います。

わからないことを時間をかけて説明してくれるのは、嬉しいことです。

しかし、その説明が長すぎると、お客様が疲れてしまうこともあります。

説明しながら、お客様が疲れているな~と感じたときには、

「今日はここまでにしましょうか・・」と次回に説明を回してもいいと思います。

 

私の提案した理事長さんは、2時間くらい説明をしていると、最後は面倒くさいそうに、疲れ切ってしまっていました。

最後は、もうどうでもいいわ・・対策なんてしなくていいわ・・

という感じになっていました。

 

それでは、意味がありません。

忙しい社長さんや理事長さんに説明をするときに、時間がかかってしまったときには、いったん中断して、次回に説明するといった判断も必要なのではないでしょうか。

 

理解してもらうこと、提案を受け入れてもらうこと、は難しいですよね。

こうすれば、こうなる。

というものはないので、お客様の反応を見ながら、こちらも対応をしないといけないなと改めて感じたのでした。

 

 

 

【足あと】

昨日は我が家の食卓に並ぶ魚を仕入れに、魚屋さんに行きました。

魚屋さんの皆さんは、いつも元気がよく、行くとなんだか自分も元気になります。

あ~いいな~

と、自分も誰かの元気の基になれれば・・と、思ったのでありました。

 

【昨日のにっこり】

ふるさと納税でもらったお肉が美味しかったこと

鮎の塩焼きが美味しかったこと

昨日から部活を始めた息子が楽しそうだったこと