今の財産の価額であれば、調べようと思ったら自分でも調べられることができると思います。
しかし、去年の財産の価額って、しかも信用取引についての金額はどうやって調べたらいいのでしょうか・・・
※山道
「財産債務調書の提出義務の確認について」に書く価額
「財産債務明細書の提出義務の確認について」には、財産債務明細書の一部のようにある程度財産をお知らせしないといけません。
その財産の価額は、「時価」又は「見積価額」です。
その価額は、保有状況(令和○年12月31日現在)と書かれてある、その時点での価額です。
ですから、現在ではなく過去の財産の価額となります。
土地や建物であれば、固定資産税評価額を書いてもいいですし、預貯金であれば通帳を見れば12月31日時点での金額はわかるので、そんあに慌てることはないと思います。
※《記載例》 財産債務調書の記載例(PDFファイル/2,767KB)
有価証券についての金額
有価証券についての金額は、証券会社から数ヶ月ごとに郵送(またはネットであればネット上の通知)でお知らせが来ているものを保管しているのであれば、そちらを見ればすぐにわかります。
下記のような数枚の紙が数ヶ月ごとに送られてくる書類に、金額が書かれています。
おそらく12月31日時点での報告書が送られてきていると思いますので、保管しているのであればそちらで確認してみて下さい。
上記の報告書がないわ~といわれる方は、ネットでも確認することができます。
野村證券であれば、まずログインして下さい。
その後、ネットの最初の画面の左上「資産状況/履歴」というボタンを押します。
すると、下記のようにメニューがずらずらっと出て来ます。
その中の「ご投資状況」をクリックします。
クリックすると、現在の自身のその証券会社での投資の状況一覧が現れます。
そして、その画面の表の下の「保有資産評価の推移を表示」をクリックします。
クリックすると、過去1年くらいの資産の状況が概略でわかるような表が現れます。
細かい内訳はここではわかりませんが、「財産債務明細書の提出義務の確認について」につかう数字はここの数字で大丈夫です。
「保有資産評価額」です。「取得金額合計」ではありません。
信用取引についての金額
数ヶ月前の有価証券についての金額は、上記の方法でネットでもわかるのですが、数ヶ月前の信用取引についての金額は、ネットではわかりません。
送られてくる報告書に書いてあればいいですが、報告書すら送られてこない場合もあるかもしれません。
そんなときは、担当者(わからないときは、信用取引をしている支店)に本人が依頼して、12月31日時点での信用取引についての金額が記載された書類を請求します。
これは本人が依頼しないとダメです。
配偶者や子供であっても、依頼を受け付けてくれません。
ただし、代理人の届出を事前にしておくと、その代理人が本人に代わって証券会社での手続きをすることができます。
配偶者のかたが忙しくて、日中電話連絡ができないかたであれば、届出をしておくと代わりに手続きができますので、便利ですよ。
下記は法人代表者の代わりというタイトルですが、個人の代理の届出も同じです。
法人の代表者の代わりに株の取引をしたいけど、できない・・・ 代理人の届出をすればすることができます
「財産債務調書の提出義務の確認について」っていう書類が届いたけど、これってなに?
参考
【足あと】
睡眠時間は十分あるのですが、ここ数字は寝不足な感じがしています・・・
寝不足感をかかえたままの日中って、きついですね・・・
【昨日のにっこり】
息子が「今日のお弁当、すごかった、おいしかった」と言ってくれたこと
読んでいる小説に、ものすごく共感していること
庭の紅葉が色づき始めたこと