経営者の方は、従業員さんからいろいろな相談を受けることが多いかと思います。
そんな相談の中に、従業員さん同士のトラブルがあった場合のことがあったときに、その相談を放置していることはありませんか・・・
※あわび
いじめの相談を受けたら・・・
先輩からのいじめの相談を従業員さんから受けたら、それはそのまま放置は絶対にダメです。
このいじめは「パワーハラスメント」に該当します。
パワーハラスメント(パワハラ)とは
職場のパワ―ハラスメント(パワハラ)とは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係など職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」を指します。パワハラは内容によっては刑法などに触れる犯罪となります(名誉毀損、傷害罪等)。また、会社には快適な職場環境を整える義務があることから、会社も責任を問われる場合があります。
放っておくと、個人間の問題ではなく、会社も責任を問われることがあるのです。
ですから、相談を受けたら、相談に対してなんらかのアクションをしないといけません。
会社で対策
では、会社としてなんらかのアクションってなにをしたらいいのか・・
厚生労働省のハラスメントに関するサイトのあかるい職場応援団
によると、
何から始めるかは、緊急性のある取組み、優先順位が高い取組みや着手しやすい取組みなどから、企業によってそれぞれの職場に即した形で取り組み、継続して充実させていくことが重要となります。
1 トップのメッセージ
2 社内ルールを決める
3 社内アンケートで実態を把握
4 管理職向けの研修・一般社員向けの研修
5 社内での周知・啓蒙
6 相談窓口の設置、相談対応
7 再発防止
※職場のパワーハラスメント予防・解決 取組みリストはこちらへ
※Q&A社内でハラスメント発生 あかるい職場応援団 厚生労働省
まずパワハラを受けている人の話は聞かないといけませんね。
一方の話だけでなく、相手方の話も聞かないと状況がわからないですし、周囲の人の話も聞いてみて、どのように対応していくかを決めていかなければなりません。
パワハラで会社にも責任
会社で先輩によるいじめでパワハラが起こって、会社にも責任があるとされた裁判例もあります。
これによると、いじめた人にはもちろん責任はあります。会社には「いじめが以前から続いていたことや経営者がそのいじめをわかることができたことなど、使用者が労働者の生命や身体等の安全を確保して労働ができるようにしないといけないのに、必要な措置をとらなかったとして、会社に損害賠償の責任がある」としました。
パワハラが会社内で起こったときには、対処をしないと会社にも責任があるとされてしまいますので、慎重に対処しないといけませんね。
参考
「ハラスメント基本情報」裁判例を見てみよう あかるい職場応援団 厚生労働省
管理職が知っておくべき個人情報保護と安全配慮義務とは? こころの耳 厚生労働省
【足あと】
昨日は息子の学校の三者面談でした。
担任の先生とは初めてお会いしましたが、とても感じのいいかたで安心しました。
先生と生徒は相性があるので、いいかたに出会えてよかったです。
【昨日のにっこり】
息子の担任の先生と話ができたこと
ゆっくり本を読むことができたこと
早めに寝ることができたこと