院長夫人
診療所の窓口現金、普通預金、その他経費の支払いetc・・
丸ごと税理士事務所におまかせしているかたもいらっしゃると思いますし、ご自身で会計ソフトに入力されているかたもいらっしゃると思います。
メディコムと会計ソフトを連動して、ご自身で入力する手間を楽にすることができると思います。
※先日、自宅近くで見た三日月
メディコムとTKC会計ソフトを連動させる
会計ソフトに窓口現金を入力されている方で
日々、面倒くささを感じることはないでしょうか・・・
入力が慣れている方であれば、操作が多くはないので、負担にならないという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、入力が慣れていない方であれば、会計ソフトを操作することに負担を感じる上に、入力もしないといけない、しかも日々の窓口現金を入力、負担が大きくなることもあると思います。
診療所の会計ソフトの入力であれば、院長夫人がされていることが多いと思います。
もし、医事コンピューターがメディコムであれば、TKC会計ソフトと連動することによって、その会計ソフトに入力する手間がとっても楽になりますよ。
まず、条件として、
①医事コンピューターがメディコムであること
②TKC会員である税理士事務所が顧問であること
③その税理士事務所がTKCの「医療・会計システム研究会」の会員であること
④医業会計データベースMXを使っていること(医療用の会計ソフトです。TKC会員の方でも使っていない方もいますので、顧問税理士に聞いてみてください。)
です。
連動の手続き
手続きは、全て顧問税理士を通じて行うこととなります。
①顧問税理士にメディコムとTKC会計ソフトを連動したいことを伝える。
②自身のパソコンが連動できるパソコンかどうかを確認する。(TKCから連動できるパソコンの要件を教えてもらえます)
③メディコムを買った業者に、TKCソフトと連動したい旨を伝える。
④メディコムを買った業者から、メディコムのデータをTKC会計データに変換するソフトを購入する。(3万円ほど)
⑤メディコムを買った業者と月々の保守契約を結ぶ。(700円/月)
これで、メディコムとTKC会計ソフトを連動させる手続きは終わりです。
後は、TKC会計ソフトでメディコムからデータを取り込む設定をします。
メディコムデmータをTKC会計データに変換する方法は、簡単です。方法は、手順書をメディコムを買った業者からもらえます。10分もあればデータ変換は終わります。
変換データはメディコムからネットを通じてTKC会計ソフトに取り込むこともできますし、メディコムから変換したデータをUSBに保存してTKC会計ソフトに取り込むこともできます。
会計ソフトと連動するとどうなるか
メディコムとTKC会計ソフトを連動するとどのように楽になるのか・・
会計ソフトには、「患者さんの人数」と「診療点数」を日々入力する画面があります。
連動したデータを取り込むと、ここにずらずらと数字が埋められていきます。
一ヶ月の患者さんの人数と診療点数が、一気に入力されます。
これにより、一ヶ月の患者さんの延べ人数がすぐにわかり(下記赤枠)、診療点数も電卓をたたかなくてもおおかたの数字がわかるようになります(下記青枠)。
上記のように、メディコムからデータを取り込むと、仕訳も作成されます。
仕訳のルールについては、初期設定もありますが、自身の診療所に合わせて、変えることもできます。
このように、メディコムからデータを取り込んで、会計ソフトに読み込めば、日々の窓口現金に仕訳も計上されます。
また、ちなみに連動しなくて、数字を入力することもできます。
わかりやすく自身で社保や国保の数字を確認したいときは、下記画面に手で入力する必要があります。
医療用の会計ソフトなので、入力しやすいです。
社保や国保の窓口現金の金額を入力していくだけです。
数字を入力すると、自動で仕訳が会計ソフトに計上されます。
連動しなくても楽になると思います。
連動すると便利なのですが、ひとつの項目に修正が必要になります。
メディコムで「優待金」として出てくる数字です。
ここには減免したかたや生活保護や母子家庭のかたの減額した金額が、すべて「未収金」として計上されます。
減免の方とそうでない方とでは、会計ソフトへ入力するしかたが違うので、修正が必要になります。
以上、メディコムとTKC会計ソフトを連動した場合にどうなるかをお伝えしました。
日々の入力が大変だわ~という方は、検討されてもいいのかな・・と思います。
この連動とインターネットバンキングを利用している銀行口座情報をネットで取り込むことを利用すると、ご自身で入力する手間は楽になると思います。
【足あと】
先週に引き続き、なんだか体調がすぐれず・・・
寝込むほどではないのですが、体調が悪いと、同じことをするにしても作業が進まないです。
体調が悪くならないように、日頃から気をつけなければならないな~と思ったのでありました。
【昨日のにっこり】
夕方から体調が徐々に回復したこと
だいこんと鶏の煮物がおいしかったこと
早めに寝たこと