新型コロナ対応「日本医師会休業補償制度」とは    仕方なく診療所を7日以上お休みした場合、上限100万円の保険金

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日本医師会から「日本医師会休業補償制度」という制度ができているのをご存じですか?

新型コロナで診療所を休診しなくてはならなくなったときの保障のための制度です。

※雪の山にて

対象者は誰?

この制度の対象者は、医師であれば、医療機関であればほとんどの方が対象となるかもしれませんが、全ての方が対象ではありません。

日本医師会の会員でなければなりません。

 

日本医師会会員が開設または管理する診療所・病院・健診センター・登録衛生検査所(医師会健診・検査センター含む)
※個人・法人ともに対象。また1法人で複数施設がある場合、施設単位で任意加入可能です。

 

もらえる補償金はいくら?

休業一時金 100万円

もらえる補償金の最高限度は100万円です。

そして、なんども診療所を休診したからといって、その都度100万円をもらえるわけではありません。保証期間中100万円までしかもらえません。

また、医業の収入、その他の収入(補助金や受取利息や固定資産の売却益など)の合計が年間4,000万円未満であるときは、100万円がもらえないことがあるみたいです。

 

補償金をもらう条件は?

3つの要件を満たしたときに、補償金がもらえます。

①院長や従業員さんが、新型コロナウイルスに感染したり濃厚接触者になる

②①によって、診療所を外部業者によって消毒すること(消毒料が高くなっても大丈夫)

③①②によって、診療所を連続7日以上休みこと(日祝日含む)

 

補償の期間は?

令和3年1月1日から1年間

ですが、加入時期によって補償の開始時期が異なります。

 

掛け金はいくら?

1年間48,000円

ですが、期間は選ぶことができます。

 

注意点

申し込む際の画面で確認する重要事項説明の中より

(重要事項説明書をご確認ください。)

 

 

①支払保険金は100万円ではないのか?

この保険が実際に損害を受けた金額を補填するものだそうです。

年収が4000万円を超えている診療所は、100万円くらいの実際の損害が出るだろうということで、支払う保険金は100万円ということになるそうです。

実際の損害とは、診療所を休まなかったら入ってきてた収入や消毒にかかった費用です。

本当は細かい計算があるらしいのですが、ざっくりとわかりやすく言うと、

年収から休診した日数分の売上を計算して、それに消毒費用などの実際にかかった費用が実際の損額の額となります。

その金額が100万円は超えてくるだろうとのことで、案内には100万円の補償額と書かれてあるのだそうです。

 

②他人から回収した金額とは?

診療所で契約している「休診したことによって、減少した利益を補填する保険」から保険金が出た場合は、その分は上記で計算された「実際の損害」の金額から差し引きます。

たとえば、上記で計算した実際の損害の金額が300万で、ほかの保険から250万円の保険金が出たとしたら、この制度での補償額は50万円となります。

また、ほかの保険から150万円の保険金が出たとしたら、この制度での補償額は上限の100万円となります。

 

③支払限度額の設定とは?

支払限度額は100万円です。

この重要事項説明書は、ほかの保険にも対応できるように書かれているので、このような書き方になっているそうです。

 

④免責金額があるのか?

免責金額はないです。

理由は上記③の理由と同じです。

 

以上、保険の内容について、保険会社に確認したことです。

制度については日本医師会へ、保険の詳しい内容については保険会社へ問い合わせしたほうがいいと思います。

 

 

日本医師会からのパンフレット

 

 

詳しくは下記で確認してみて下さい。

日本医師会 新型コロナウイルス感染症対応日本医師会休業補償制度

 

※新型コロナウイルス感染症対応 『日本医師会休業補償制度』 …

 

 

 

【足あと】

1人で考えて調べて・・わからない税務のことがありました。

先輩税理士のかたに質問したら、あっさり教えていただきました。

とっても嬉しかったです。

未熟な部分もありつつ、こうして教えて下さる先生と知り合いになることができたことが嬉しいな・・と思ったのでありました。

 

 

【昨日のにっこり】

先輩税理士のかたにわからないことを教えてもらったこと

早めに寝ることができたこと

仕事がはかどったこと