昔から所有している土地を売却するときに
所有している土地の一部が実は「市」の所有になっていることと言う場合があります。
そんなときの確定申告は、どのようにしたらいいのでしょうか・・
※秋吉台
土地の一部に「市」所有の土地があった場合
昔から所有している土地や相続でもらって、それからまた相続でもらって・・・
しっかり土地の調査をしてないような土地の場合
いざ売却しようとした場合に、調査をしてもらうと
一部が「市」が所有している土地になっていることがあります。
相続でもらうときに手続きする司法書士さんが調べてくれていればいいのですが、
そのまま登記簿の土地を相続によって、所有権が移転という手続きだけですと、
特に調査することはないかと思います。
自分の土地の一部が「市」の所有の土地になっている場合には
「市」と交渉することになります。
私の関わった土地ではこの交渉は、売却するときの司法書士さんや土地家屋調査士さんがしてくれました。
自分の土地の一部なので、そこがないと土地が売却できないので、
「市」から売ってもらうことにしました。(払い下げ)
確定申告の譲渡所得は・・
土地の一部が「市」の所有で、売却する前に売ってもらうことになった場合、
その売却前に「市」から売ってもらった土地は、「短期譲渡所得として申告」することになります。
一方、昔から所有している土地や、昔に相続でもらった土地で、所有期間が5年を超えるものは「長期譲渡所得として申告」することになります。
ひとつの土地だからと、すべてを長期譲渡所得として申告するのではなく、
売却直前に市から売ってもらった土地は、短期譲渡所得として申告します。
昔の土地で取得価格がわからない場合と違って、「市」から売ってもらった土地は買った価格がわかっているので、それにかかる譲渡経費や売却価格を引いて計算をします。
買った価格から経費等を引いて、マイナスになったら、昔から持っている土地の長期譲渡所得の利益と相殺ができます。
もし、土地の一部を買う直前に市に払い下げするような土地があれば、
短期と長期に分けて申告になります。
【足あと】
昨日は、税理士会の支部での賀詞交換会がありました。
なかなか懇親会に参加することがないのですが、
毎年この賀詞交換会には参加させてもらってます。
昨日は、初めてお話しする方でいろいろな話を聞くことができ
とっても楽しかったです。
【昨日のにっこり】
初めての方を話をすることができたこと
夕食の準備をして出かけることができたこと
思っていたより早く寝ることできたこと