法人で投資信託を持っているところもあるかと思います。
その投資信託を手放すときに、証券会社のかたから聞かれませんか?
「解約ですか?」「買取ですか?」
解約請求と買取請求の違い
投資信託をお持ちの方で投資信託を手放したことがあるかたであれば、聞いたことのある言葉ではないでしょうか。
「解約請求」と「買取請求」
どちらも同じようなものですよと言われることもあります。
手放して売却するという意味では同じですがその内容は・・・
解約請求
買取請求
法人での違い
では、この「解約請求」と「買取請求」をした場合では、法人でどのような違いが出てくるのでしょうか?
それは、受取金額が違ってきます。
「解約請求」の場合は、所得税が引かれて金を受け取ります。
「買取請求」の場合は、所得税が引かれません。
ここが違います。
ただし、この所得税は申告するときに、法人税の額から差し引くことができますので、所得税の金額分だけ法人税が安くなります。
また、法人税がかからなくて赤字であれば、引かれた所得税は申告するときに返金されます。
ですから、「解約請求」であっても「買取請求」であっても、最終的に受け取る金額は同じになりますが、投資信託を手放した時点での手にするお金の金額が変わってきます。
投資信託を手放したときに、少しでも多くの金額を得たいときは、「買取請求」をしたほうが手取額が多くなります。
参考 国税庁
No.1538 上場株式等の収入金額とみなされる場合-投資信託等の終了等の場合
【足あと】
今週に息子の体育祭があるのですが、この状況下なので、無観客の体育祭です。
毎年楽しみにしていたのに、見にいけないのは残念です。
その代わり、zoomで中継してくれるそうなので、
そちらを楽しみに釘付けになって見ようと思います。
【昨日のにっこり】
カレイのみりん干しが美味しかったこと
トラブルが発生したが解決したこと
少々落ち込んだが回復したこと