住宅を取得するために親から贈与を受けたけど、翌年3月15日までに家が完成しない場合はどうしたらいいのでしょうか・・
※庭先にて
家を取得するために親から贈与を受けた場合の特例
家を取得するために、親から贈与を受ける場合があるかと思います。
そんなとき、要件を満たすと贈与税が非課税になる制度があります。
令和4年1月1日から令和5年12月31日までの間に、父母や祖父母など直系尊属からの贈与により、自己の居住の用に供する住宅用の家屋の新築、取得または増改築等(以下「新築等」といいます。)の対価に充てるための金銭(以下「住宅取得等資金」といいます。)を取得した場合において、一定の要件を満たすときは、次の非課税限度額までの金額について、贈与税が非課税となります(以下「非課税の特例」といいます。)。
非課税限度額
贈与を受けた人ごとに省エネ等住宅の場合には1,000万円まで、それ以外の住宅の場合には500万円までの住宅取得等資金の贈与が非課税となります。
※No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税|国税庁 (nta.go.jp)
翌年3月15日までに家が完成しない場合
上記の贈与税の非課税の制度の要件のひとつに、贈与を受けた年の翌年3月15日までに、家を取得することがあります。
(6) 贈与を受けた年の翌年3月15日までに住宅取得等資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築等をすること。
(注) 受贈者が「住宅用の家屋」を所有する(共有持分を有する場合も含まれます。)ことにならない場合は、この特例の適用を受けることはできません。
※No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税|国税庁 (nta.go.jp)
しかし、注文住宅であれば、諸事情があり贈与の翌年3月15日までに家が完成しないこともあるかもしれません。
そんなときでも、贈与税の非課税の制度を利用できないとなると、大変困ったことになります。
そこで、「もうすぐ完成しますよ」という書類を提出して、完成したら必要書類を提出することを確約します。
【令和6年3月15日において新築の工事が完了に準ずる状態にある場合】
○新築をした住宅用の家屋の工事が完了したときは遅滞なく左記の書類を所轄税務署長に提出することを約する書類
※
住宅取得等資金の非課税のチェックシート・添付書類 | 新築又は取得用 -1 | 令和5年分用 | (PDF/1,097KB |
※ 確約書(住宅用家屋の新築工事等が完了していない場合)(PDF/43KB)
確約書記載例(住宅用家屋の新築工事等が完了していない場合)(PDF/47KB)
令和5年分贈与税の申告書等の様式一覧|国税庁 (nta.go.jp)
この贈与税の非課税制度は延長されて、令和6年も引き続き適用されます。
住宅:住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置 – 国土交通省 (mlit.go.jp)
【足あと】
土曜日は朝から頭痛でつらかったです。
薬を飲んでも治まらず・・しばらく休んでいました。
片頭痛もちなので、天気が悪い時はつらいです。
暖かくなって、天気が良い日が続くのが待ち遠しいです。
【先週のにっこり】
息子と買い物をしたこと
息子のもらった誕生日プレゼントが面白かったこと
ゆっくりお風呂に入ったこと