イベントを企画していたけれど、コロナの関係で中止になることもあると思います。
そのイベントに広告宣伝費としてお金を出していて、返金しませんと言われたら、どうしたらいいのでしょうか?
※小倉の街
イベントのパンフレット掲載のためのお金の支出
近隣の学校からイベントのパンフットに診療所の広告を掲載するためにお金を出すことがあると思います。
これって、広告を掲載するのだから「広告宣伝費」として会計処理をしているかと思います。
イベントがなくなったときのお金の支出
上記の「広告宣伝費」としてお金を出していたけれども、先方から「今年はコロナの関係でイベントが中止になりました」という連絡を受けた方もいらっしゃるかと思います。
こんな場合って、出したお金はどうなるのか・・
先方によっては、「返金します」
または「今後の活動資金としていただいてもいいでしょうか」
と言われることがあります。
「返金します」と言われた場合は、
お金を出したときは「広告宣伝費」として出していたので、
広告宣伝費 ○○ / 現金 ○○
と処理をしていたと思います。
それを返金するので、逆仕訳をすればいいです。
現金 ○○ / 広告宣伝費 ○○
ですが、決算をまたいでしまったときは
現金 ○○ / 過年度修正益(または雑収入) ○○
とするといいです。
では、「今後の活動資金としていただいてもいいでしょうか」と言われた場合はどうでしょう。
これって、返金無しってことですよね。
ということは、見返りがないのに「お金をあげた」ことになります。
見返りがないのに「お金をあげ」ることは、寄附をしたことになります。
その場合
お金を出したときに
広告宣伝費 ○○ / 現金 ○○
としているものを
寄付金 ○○ / 広告宣伝費 ○○
とします。
寄付金は日々の会計処理で「寄付金」として処理をして、経費になっていますが、
決算で申告をするときは、支払った相手によって一部しか経費にならなかったり、全部ならなかったりすることを知っておいて下さい。
金額が少額であれば、気にすることはないかと思いますが、金額が大きくなると「返金無しでもいいよ~」と気軽に言わないようにしてくださいね。
参考
【足あと】
父が大きな市場へ行ったということで、大きなあらかぶをもらいました。
あらかぶが特別好きと言うわけではないのですが、この年になっても親が気にして買ってきてくれることに対して、嬉しいな~と思います。
自分も年齢を重ねて、親も年を重ねて、ちょっとしたことが嬉しく感じている今日この頃です。
【昨日のにっこり】
新刊を待っていたマンガを読んだこと
父からあらかぶをもらったこと
息子が部活での出来事を楽しそう話してくれたこと